雪印乳業の株主総会について、以下のような集中日回避の要請文を本社総務部宛に送り
ました。電話での担当の話では、いまのところ6月27日(集中日)の予定で準備を進めてい
るそうです。会社の存亡がかかったときでも、旧態然たる姿勢を改めようとしないのでは、救
いはありません。雪印取締役会が株主総会の会日を再考し、集中日を避けて株主が参加し
やすい日に設定されるよう、あらためて要望します。

雪印乳業株式会社 総務部御中

株主総会の集中日開催回避のお願い

冠省 私どもは株主の立場から企業の改革と情報開示等のために活動している市民団体の
株主オンブズマンです。現在は、メンバー中の雪印乳業の株主を中心に、本年の貴社の株主
総会に向けて、貴社の信頼回復と再生を願う立場から、消費者団体の推薦にもとづく安全担
当の社外取締役の選任と商品安全監視員会の設置を求める株主提案をしようと準備をすす
めております。

 いうまでもなく株主総会の持ち方は、株主にとって最大の関心事の一つです。私どもは日本
的な株主総会の弊害を除去し、株主に開かれた総会に改めるために、かねてより次のような
11項目の改革提言を行ってきました。

@シャンシャン総会との訣別、A総会開催日の分散、B社員株主によるリハーサルの禁止、
C社員株主の横暴自粛、D総会屋との絶縁、E総会のマスコミ公開、F社長=議長制の廃止、
G議決権代理行使の制限緩和、H書面投票制度の改善、I使途秘匿金の開示、J役員報酬
と退職金の開示。 

 昨年の例を見ましても、貴社の株主総会はこれまで6月下旬のいわゆる集中日に開かれて
きました。しかし、今年はぜひとも集中日を避け、株主の参加しやすい日時に開催していただ
きたいと存じます。

まことに残念なことながら、貴社は、子会社を含む最近の一連の事件で消費者の信頼を失い、
会社存亡の危機に立たされ、もはや小手先の改革では、会社の再生はなしえない状況に立ち
至っています。それだけに、株主は、真相究明、再発防止および信頼回復のために会社が何を
しようとしているかについてかつてなく強い関心をもっており、例年以上に多数の株主が株主総
会に出席して説明を聞きたい、質問をしたいと考えているものと思量されます。私どもも上記の
株主提案をする運びになった場合には、広く株主に呼びかけて株主総会に臨もうと考えています。

こういうときに、もし、貴社取締役会が昨年までと同様に株主総会を集中日に開催するとすれば、
それは株主に対する説明責任を放棄するものであり、また、消費者および株主からの信頼を回
復するための好機を自ら逸するものである、と言わざるをえません。

 以上、私たちは、雪印乳業の信頼回復と再生を心より願う立場から、貴社取締役会が本年の
株主総会を、集中日を回避して、可能な限り一般株主が参加しやすい日時に開催するよう強く
要望いたします。                   
                                       草々


2002年3月14日
〒530-0047 大阪市北区西天満4-6-3  第5大阪弁護士ビル3階
株主オンブズマン  代表者 関西大学教授 森岡孝二

TEL: 06-6314-4192 FAX: 06-6314-4187


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