Yomiuri Weekly〈週間 読売〉(8/18・25夏の合併号)に特種製紙株式会社の件が報道されています。


1.今回のコーポレートガバナンスのない企業に対する内部告発型株主代表訴訟の一例として、特種製紙の件がYomiuri Weekly〈週間 読売〉(8/18・25夏の合併号 78頁以下)に報道されています。御一読下さい。

2.私達は、株主代表訴訟の通告と同時に、ホームページで更なる情報の提供を呼びかけました。現在(8/5)までにファックス、メール、はがき等で合計53通の情報の提供を受けました。内部の従業員と思われる方、不正を追及しようとしたら嫌がらせを受け会社を辞めさせられた方や取引先と思われる方等からの情報の提供です。最も多かったのは、一部役員(監査役も含む)の親族が雇用されている『情実人事』だという批判が相当ありました。
なお、このホームページ掲載後、社長室関係者から情実人事でなく非常に能力があり採用されているなどとの反批判がありました。又、一部役員のセクハラ、暴力問題が不問に付されていること等もかなりありました。
  得意先と思われる方からも、特種製紙と交渉していても担当者に権限が委ねられていないせいか、トップの方針で、クルッと変わり、商談が成立しない等の情報の提供もありました。社長、一部役員だけでなく、会社のイエスマン体質への批判もありました。労働組合への批判もありました。

3.私達は、特種製紙の会社にダメージを与える為にこの代表訴訟を準備していません。ワールドカップの表彰式会場で何十万の折り鶴が舞いましたが、その紙を作っているのがこの会社です。
  
特種製紙は極めて技術力が高く、従業員も賃金は相対的に低いにも関わらず、非常に勤勉です。この技術力と従業員の力が発揮されるならば、より力強い企業に発展するものと考えています。又、財務状況も以下のとおりです。

● 経常利益率が10%を超えており、収益力が高い。他の大手製紙会社に比較して高収益力を保持しています。
● 自己資本利益率が86%と極めて高く、財務安全性が強固です。
● 事実上無借金経営です。
● 配当性向も30%程度をクリアしており、株主還元も良好です。
● 不良資産は少ない(但し、美術品は除く。)。
● 特殊用紙に特化しており、競合他社が少なく寡占により事業の安定性が高い。
と思われます。

その企業の発展にとって障害となり、今後なるであろうと思われるのが、コーポレートガバナンスがない体制とそれを支える一部経営陣のあり方が問題であると思われます。それが今回の通告文に現れたような「公私混同」等の事実となっているのです。その是正が目的です(これが是正されるならば、代表訴訟は提訴する必要がありません)。

4.なお、監査役から2回に亘って、あれこれ質問状が送付されてきていますが、監査役は私達以上に多くの会社の内部情報に接しうる地位にあります。自らそれを調査すべきなのに、それをしないで株主である私達に求めてくることは筋ちがいです。又、法的な見解をあれこれ主張されていますが、それへの批判、反批判は株主と監査役間でやりとりしても意味がないからです。 監査役が自ら調査し、そして監査役が自ら役員に対して損害賠償をするのが本来の姿です。その結果を踏まえて株主オンブズマンは態度を決定します。 私達に対しての質問ではなく、自らの監査役としての責任を果たすことを願います。

5.更なる情報の提供をお願いします。

6.このホームページ掲載後、B取締役を訴えるのは間違いであるとの批判が若干寄せられています。


  掲載日:2002.08.06  修正:2002.08.21  情報番号:020806-01