ソニーから4月23日開催の取締役会決議で、6月20日開催の定時株主
総会で選任する予定の取締役の候補17名が決定された旨の連絡がありまし
た。そのなかには橘・フクシマ・咲江氏が含まれています。これによって
ソニーに対する私たちの第2の株主提案は実現されることになりました。

株主オンブズマンのhttp://www1.neweb.ne.jp/wa/kabuombu/030404-2.htm
に出ているように、私たちは昨年に引き続き、今年もソニーの株主総会に
対して、(1)役員の報酬と退職慰労金の個別開示、(2)女性取締役の選任、
を求める株主提案を行いました。

(2)の提案は昨年の総会で議決権行使株数の17.5%という高い賛成を得
ました。今回、ソニーが女性取締役の選任に踏み切ったのは、取締役会と
しても無視できないほど多数の株主がこの提案を支持したからだと考えら
れます。私たちが2001年に上場企業500社に対して行った調査では、回答
企業304社中、取締役に女性のいる企業は、イトーヨーカ堂、 三洋電機、
セブン−イレブン、トランス・コスモス、ベネッセ、マツモトキヨシの6
社でした。人数比ではこれは、これは4695人中の6人(0.13%)にすぎませ
ん。こういう状況において日本の代表的企業の一つであるソニーが女性取
締役を選任することになったことは非常に大きな影響をもつものと考えら
れます。

ちなみに(1)の提案は昨年度の総会で議決権行使株数の27.2%の賛成
を得たにもかかわらず、これまでのところソニーは非開示の姿勢を変えよ
うとしておりません。これは日本において役員報酬の個別開示の壁がいか
に厚いかを示しています。それだけに私たちは引き続き開示実現に向けて
働きかけて行きたいと思っています。

今年度の株主提案の(2)は、いちおう目的を達成しましたので、取り下げ
の手続きをとることになります。

なお、橘・フクシマ・咲江氏以外の今回の新任者は以下の4名です。
小林陽太郎(富士ゼロックス会長)
カルロス・ゴーン(日産社長兼CEO)
宮内義彦(オリックス会長)
山内悦嗣(三井住友FG取締役)

参考までにソニーから送られてきた橘・フクシマ氏の履歴を下に書いておきます。

          履   歴   書

               橘・フクシマ・咲江(たちばな・ふくしま・さきえ)      
                       昭和24年(1949年)9月10日生


                   職     歴

昭和49年(1974年)9月  八−バード大学東アジア言語文化学科日本語講師
昭和55年(1980年)6月  ブラックストン・インターナショナル株式会社
                コンサルタント
昭和62年(1987年)9月  ペイン・アンド・カンパニー株式会社 コンサルタント
平成 3年(1991年)8月  日本コーン・フェリー・インターナショナル株式会社
平成 7年(1995年)5月  コーン・フェリー・インターナショナル株式会社 米国本社     
                取締役 現在に至る
平成11年(1999年)4月  経済同友会会員
平成12年(2000年)9月  コーン・フェリー・インターナショナル株式会社
                日本担当社長
                経済同友会クラブ 理事 就任
平成13年(2001年)7月  コーン・フェリー・インターナショナル株式会社
                日本担当代表取締役社長 現在に至る
平成14年(2002年)6月  花王株式会社取締役 現在に至る
           10月  内閣府対日投資会議専門部会委員 就任 現在に至る
平成15年(2003年)2月  全日本空輸株式会社 経営諮問委員 就任 現在に至る
             4月  経済同友会 幹事 就任 現在に至る
            6月  ソニー株式会社 取締役 就任予定


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