ソニーの株主の皆さんへ
ソニーの株主総会で役員の報酬と退職慰労金の個別開示を求める
株主提案を行うことにご賛同ください

                      大阪市北区西天満4-6-3 第5大阪弁護士ビル3階
                      株主オンブズマン 代表 森 岡 孝 二
                       (電話 06−6314−4192)

春暖の候、皆様におかれましてはご清栄のことと存じます。
 私たちは、株主の立場から企業の監視と情報開示等のために活動している特定非営利活動法人(NPO)の株主オン
ブズマンです。私たちは、来る6月に予定されるソニー定時株主総会に役員の報酬および退職慰労金の額を個々の役
員毎に開示することを求める株主提案を行おうと準備を進めています。
 昨年は一昨年につづいて「役員の報酬および退職慰労金の個別開示」と「女性取締役の選任」の二つの株主提案を
行いました。後者は提案後、会社提案に盛り込まれ総会で実現しました。しかし、前者は、取締役会が受け入れなかっ
たために、総会に株主提案として提出され、投票では議決権行使総数の30%を超える賛成を得ることができました。こ
の比率はソニーの上位10大株主の総株数をも上回るものです。それゆえ、会社としても株主の強い声として無視できな
いものと思われます。
上場企業の役員報酬の個別開示は世界の常識であり、日本でもすでに個別開示をしている上場会社がいくつかありま
す。世界的規模で事業活動を進めているソニーが役員の報酬および退職慰労金の個別開示に踏み切るなら、国内の
株主はもちろん外国の機関投資家からも、情報開示の進んだ企業として高く評価されます。昨年の総会では、退任した
大賀典雄名誉会長に16億円の退職慰労金を支払うことが承認されました。これは、退任役員がたまたま大賀氏だけで
あったことから期せずして実現された個別開示でしたが、他面からみれば、役員の報酬と退職慰労金の個別開示に踏
み切ることに、さしたる障害はもはやないことを意味しています。
以上の趣旨から、私たちは今年も昨年同様に下記のような株主提案を株主の皆様方のお力をえて行いたいと存じます。
なにとぞよろしくご理解・ご協力くださいますようお願い申し上げます。ご賛同いただけます場合は、同封の株主提案につ
いての委任状に署名押印いただいて、返信用封筒にて株主オンブズマン宛にご返送いただければ幸いです。ご不明の
点は下記連絡先の弁護士までご一報下さい。

株主提案の内容は下記のとおりです。

(議案) 役員の報酬等の株主への個別開示に関する定款変更の件

事業年度毎の取締役および執行役が受ける個人別の報酬(商法特例法21条の11第3項において報酬委員会が決定し
た内容)については、個々の取締役および執行役毎にその内容を当該事業年度の営業報告書に記載して開示する。

の条文を定款に新設する。

(提案の理由) 

 2002年度、2003年度の当社株主総会にこれと同じ議案を提出し、2002年度は議決権行使株数の27.2%、200
3年度は30%強の賛成を得ることができた。
 昨年の総会では、退任した大賀典雄名誉会長に16億円の退職慰労金を支払うことが承認された。このことは、役員の
報酬や退職慰労金の個別開示に踏み切ったとしても、さしたる障害がもはや存在しないことを意味している。
 上場企業の役員報酬の個別開示は世界の常識であり、日本でもすでに個別開示をしている上場会社がいくつかある。
 世界的規模で事業活動を進めている当社が役員の報酬および退職慰労金の個別開示に踏み切るなら、国内の株主
はもちろん外国の機関投資家からも、情報開示の進んだ企業として高く評価される。それは同時に、当社の国際的信用
を高め、株主の負託にこたえた企業価値を増大させるものである。
 よって上記のとおり提案をする。

平成16年4月  日
          連絡先 弁護士 松 丸  正
                     堺市中瓦町1-4-27小西ビル
                         072-232-5188                   
         弁護士 阪 口 徳 雄
                    大阪市北区西天満3-14-16
                    西天満パークビル3号館8階
                         06-6314-4188