日債銀関連の確認書全文 (file.1137)


(解説)経営破綻した日本債権信用銀行への『奉加帳方式』の出資問題で、大蔵省が
金融機関と取り交わした『確認書』のうち、日本生命あての文書が株主オンブズマンの開示請求で明らかになりました。                                   

 確認書は日本生命が97年6月2日に開いた取締役会議事録の一部で、A4サイズ 
の用紙1枚に記載されています。全文は以下のとうりです。                


                      平成9年5月30日

                               大蔵省大臣官房審議官
                                     中井  省(捺印)
                               日本生命保険相互会社
                               代表取締役副社長
                                     名原  剛(捺印)

                    確  認  書

  大蔵省及び日本生命保険相互会社(以下、日本生命)は、今後の日本生
 命による株式会社日本債権信用銀行(以下、日債銀)の再建策への協力に
 あたり、下記の事項を確認する。

                       記

(1) 大蔵省は、この再建策は全関係金融機関の同意がなければ成立せず、日
  本生命がこれに応じなければ日債銀は破綻に陥る見込みである旨、確認す
  る。

(2) 大蔵省は、全関係金融機関の同意が得られ今回の再建策が実行されれば
  日債銀の債権が可能である旨、確認する。

(3) 日本生命は今回の再建策協力により一時的に筆頭株主になるが、これは
  再建策への協力によってなるものであり、従って日本生命に対して株主と
  しての法的立場を超えて、今後新たな株主順位や保有比率に基づく追加的
  な負担を一切求めない。

(4) 劣後ローンに係る劣後事由は「破産及び会社更正」に限定されており、
  大蔵省は、今後の金融機関の破綻並びに再建に際して、劣後ローンの契約
  の趣旨を尊重する。

(5) 日本生命が日債銀の第三者割当増資によって引受ける普通株式(250億円)
  のうち80億円について、引受時迄に日本生命が他の引受先を見つけた場
  合には、大蔵省はこれに異議を唱えることはなく、必要な場合には日本生
  命の自助努力によってこれを行った旨アナウンスする。

                                        以上


日債銀関連確認書(file.1137)の全文終わり(平成11年3月1日)

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