熊谷組・自民党長崎県連献金訴訟高裁判決について

熊谷組政治献金訴訟弁護団
【連絡先】        
弁護士 松丸 正   
TEL 072−232−5188
FAX 072−232−5455


 原告並びに弁護団は、自民党長崎県連に対する献金は賄賂性を有するとして争ってきた。
 福井地裁判決は、「公共工事の受注において不利益を受けることを回避する目的」の献金としたものの、賄賂に近いものと評価できないとした。
 今回の高裁支部判決は、県連に対する献金は、ゼネコンがこぞって平成5年から平成11年まではこの目的で献金したことを認めつつ、献金の時期が異なるとして、この目的を認めるに足りる証拠はないと判断している。
 「笛吹きに金を与える者が曲目を決める」というヨーロッパの古い諺があるが、この献金の実態に意図的に目をそらした判決と言えよう。
 政界自らが政治とカネとの関係を断ち切るどころかその関係を強めるなかで、司法による解決を求めたが結果を出すことはできなかった。「百年河清を待つ」との思いとともに、民主主義に反する政治とカネの関係について、市民が大きな声を上げる時期がいつか来ることに期待する。

2007年4月25日


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