2006年ソニー株主提案投票結果の「修正」について、同社に書面質問を送付

 ソニーから株主オンブズマンが申し立てた役員報酬の個別開示を求める今年の株主提案が要件を満たし受理された、という連絡がありました。ソニーによるチェック後の有効株数は36人、694個でした。

 と同時にソニーから昨年の同社株主総会における本会の株主提案投票結果の集計に関し、株式事務を取扱っている三菱UFJ信託銀行の側で手違いがあり、賛成率は総会で発表された46.7%ではなく、正しくは41.9%であった、という連絡がありました。

 手違いは議決権の不統一行使(一定の株数を賛成と反対に振り分けて行う投票)分について信託銀行が賛否を読み違えた結果生じたとのことです。

 それにしてもお粗末で納得できないことなので、以下のような書面質問を5月7日午後、ソニー(株式法務部)に対して配達証明付きの速達で送りました。



<書面質問>

 冠省、益々ご清栄のことと存じます。
 当職らが代理人となって、2006年6月22日開催の貴社株主総会において、役員報酬の個別開示についての株主提案を行った件につき、賛否の集計上のミスがあったとして、下記のとおり訂正する旨の電話での連絡を頂きました。

訂正前
 賛成 293万9079個(46.7%)
 反対 335万5361個(53.3%)
訂正後
 賛成 263万8137個(41.9%)
 反対 365万5988個(58.1%)

 これによれば、株主提案についての貴社の集計は30万個を上まわる賛否の集計上の差があったものであり、株主総会における株主の賛否の意思確認手続の重要性を考えると、単なる誤りとして放置できるものではないと考えます。
よって当職は、前記株主提案を行った株主らの代理人として、下記の点につき文書で御回答頂く事を求めます。


 2006年6月22日に開催された貴社株主総会で提案された役員報酬個別開示の株主提案の議案につき、

1 賛否の集計の誤りにより生じた賛否の数の変動
 上記の数と同様であれば、その旨御回答下さい。なお、無効票の数も明らかにして下さい。

2 賛否の集計を行った部署あるいは信託銀行名

3 集計の誤りが判明した時期並びにその経緯

4 賛否の集計に誤りが生じた原因
 どの株主につき、どのような理由で、集計上の誤りが生じたか明らかにして下さい。

5 集計上の誤りがあったことについて2007年6月開催予定の株主総会の招集通知の中で株主提案に関わって記載することの有無、並びにその内容

6 集計上の誤りがあったことについて2007年6月開催予定の株主総会で報告することの有無、並びに報告の方法と予定されているその内容

7 株主提案の集計に対し30万個を超える誤りが生じたことについての貴社の考え

 以上の各点につき、御多忙のこととは存じますが、本書面送達後7日以内に御回答下 さい。あわせて、集計上のミスが生じたとされる議決権行使書の確認をしたいと存じま すので、その点についての御回答も頂ければ幸いです。

 以上、要用のみにて失礼致します。

平成19年5月7日

堺市堺区中瓦町1−4−27
小西ビル6階
弁護士 松丸 正
TEL072−232−5188

東京都品川区北品川6−7−35
ソニー株式会社
IRオフィス株式法務グループ 御中


戻る