鹿島建設株主代表訴訟 経過報告  弁護士 塚原英治

1 訴訟名/鹿島建設株主代表訴訟

2 原告/

3 原告代理人弁護士/

4 被告役員/石川六郎(元会長・現名誉会長)、鹿島昭一(元副会長・現取締役相談役)、
       宮崎 明(元社長・現取締役相談役)、清山信二(元副社長)、谷本 守(元専務)

5 被告代理人弁護士/

6 @請求の趣旨/被告ら全員について、下記
(1)(一)(二)の全額一億五〇〇万円、(2)のうち三億二四七六万円、(3)(二)の全額一億
  二七八〇万円、合計金五億五七五六万円。A石川、鹿島、宮崎、清山について、(3)(一)
  の全額二億四二四四万円。

			記

(1)鹿島関係者の贈賄ないしヤミ献金
(一)中村喜四郎代議士、石井亨仙台市長、竹内藤男茨城県知事に対する贈賄合計四〇〇〇万円
(二)金丸 信代義士、小沢一郎代議士に対するヤミ献金合計六五〇〇万円

(2)使途不明金による損害 二十六億円以上
 一九九〇年度乃至九二年度の法人税申告に際し、使途不明金としての申告加算(自己否認分)分
 として計上した額に対する税の増加額

(3)談合による損害
(一)星友会談合事件による損害二億四二四四万円 課徴金と米国に対する損害賠償金
(二)埼玉談合事件による損害一億二七八〇万円 課徴金

7 提訴日/一九九四年七月二〇日

8 係属裁判所/東京地方裁判所民事第八部弁論合議係

9 担保提供の有無/なし

10 問題の取締役の行為の内容/(1)につき、実行行為者はストレートな法令違背、他は監視義務
  (2)につき、代表取締役はストレートな責任、他は監視義務
  (3)につき、監視義務及び違法行為を未然に防止する義務
11 争点と訴訟の現状、見通し/争点は、多岐にわたる。この間の成果につき、塚原「株主代表訴訟
  の機能と今後の役割」法と民主主義三〇七号参照。
  手続きは、証人尋問に入っており、使途不明金についての担当者の尋問が終了し、提訴後の使途
  不明金はゼロになっているなどの事実を明らかにした。
  次回は前法務部長(現常勤監査役)が談合事件について証言する。政界工作の担当者清山元副社長
  の尋問がその次に行われる。

鹿島建設株主代表訴訟経過報告終わり
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