大林組株主代表訴訟和解  (file.2118)


◎大林組株主代表訴訟和解(平成11年1月29日)

  平成5年に起きた仙台市発注の公共工事をめぐるゼネコン汚職にからみ、大林組の株主で株主オンブズマンのメンバーの一人である松丸正弁護士が、同社の大林芳郎会長ら当時の役員10名を相手に損害賠償訴訟を求めた株主代表訴訟は、1月27日大阪地裁で和解しました。和解内容は以下のとうりです。

(大林組和解内容)
 原告(注:松丸正)、被告(注:大林芳郎他9名)ら及び利害関係人(注:大林組)は、利害関係人の経営の健全な発展を図るという共通の目的を達成するため、裁判所の勧告に従い本件紛争につき次のとうり和解する。

一。被告らは、元仙台市長石井亨に対し違法な資金供与が行われたことにつき遺憾の意   を表するとともに、右違法行為に関与した被告荻原惟昭並びに右違法行為を結果的   に防止できなかったその余の被告らは、これを謙虚に反省する。

二1 利害関係人は、今後も使途秘匿金の支出をしないよう努める。
 2 利害関係人は、既に社内に設置されている事業活動適正化委員会に社外監査役を   加え同委員会を通じて、政治資金規正法、公職選挙法などの法令に違反する金員の   支出その他の役員及び従業員による違法行為を未然に防止し、法令を遵守した経   営をより一層推進する。

三 被告らは、利害関係人に対し、連帯して本件和解金2000万円の支払い義務のあるこ   とを認め、これを平成11年3月末日限り、利害関係人名義の銀行口座に振りこむ方   法で支払う。

四 原告は、本件に関し、被告らに対するその余の請求を放棄する。

五 訴訟費用及び和解費用は、各自の負担とする。             以上


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