仮処分命令申立書

   当事者の表示 − 別紙のとおり
   申立の趣旨 − 別紙のとおり
   申立の理由 − 別紙のとおり

疎  明  方  法
 同第一号証の一〜二    議決権行使書
 同第二号証        株主提案申立書
 同第三号証        定時株主総会招集通知

添  付  書  類
 一、甲各号証(写)               各一通
 一、商業登記簿謄本                一通
 一、委任状                   各一通

    二〇〇〇年六月一九日

               右債権者ら代理人
                弁護士  阪   口   徳   雄

                 同   辻       公   雄

                 同   松   丸       正

大阪地方裁判所 御 中


申立の趣旨

一、債務者は平成一二年六月二九日開催の第一五六期定時株主総会につき、株主に送付した議決権行使書面  において、第八号議案につき賛否の表示がされていない場合は、「賛」の表示があったものとして取り扱う旨株  主に通知をしなくてはならない。
二、債務者は右定時株主総会における第八号議案の議決につき、議決権行使書面に賛否の表示がされていない  場合は、「賛」の表示があったものとして取り扱わなくてはならない。
との決定を求める。

申立の理由
第一、当事者
   債務者株式会社住友銀行は銀行業を営む株式会社である。
   債権者らは、債務者の株式を一〇〇〇株以上保有する株主であり、後記株主提案の提案者の一人となって   いる者である(甲一の一、二)。
第二、債権者らによる債務者第一五六期定時株主総会での株主提案債権者らを含む株主七一名(持株四〇万   八〇〇〇株)は、債務者が平成一二年六月二九日午前一〇時より開催する第一五六期定時株主総会にむ   けて別紙の株主提案をなした(甲二)。
   債務者は右定時株主総会招集通知において、取締役提案(会社提案と称しているが)の第一号〜第七号議   案とともに、第八号議案として右株主提案を議案として右株主総会の決議に付することを株主に通知している  (甲三)。
第三、議決権行使書における株主提案の第八号議案の決議方法の著しい不公正
  右株主総会につき、株主に送付された議決権行使書(商法特例法第二一条の三第二項所定)には、第一号〜  第七号までの会社提案の決議については、賛否の表示がなされていない場合は「賛」の表示があったものとし  て取り扱うとしている。
   これに対し、第八号の株主提案の決議にあたっては、賛否の表示がなされていない場合は「否」の表示があ  ったものとして取り扱うとしている。
   賛否の表示がない場合の扱いにつき、取締役会提案と株主提案とを差別的に取り扱い、取締役提案につい  ては「賛」が多くなるように、株主提案については「否」が多くなるように、恣意的に取り扱うとしているのであ
  る。
   このような議決権行使書により株主提案の第八号議案の決議が右定時株主総会でなされれば、決議の方法  が著しく不公正なものとして決議取消しの訴えの対象になる(商法第二四七条)。
   株主提案の第八号議案の決議についても取締役会提案の議案と同様な賛否の方法がとられなくてはならな  い。
第四、保全の必要性
   債務者の右定時株主総会の日時は近づいており、直ちに決議にあたっての賛否の方法についての公平な取   り扱いがされる旨の仮処分決定がなされなければ、著しく不公正な決議が第八号議案についてはなされてし  まう。
第五、結論
   よって債権者らは債務者に対し、商法第二七二条の適用、または類推適用による株主の差止請求権に基づ  き、申立ての趣旨記載の決定を求めて本申立てをなしたものである。


申立書終わり
■住銀メニューへ戻る。